〔NY石油〕WTI続伸、93.76ドル(2日)
2026年6月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中東紛争の長期化が警戒される中、一段の需給逼迫(ひっぱく)を見込んだ買いが入り、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.60ドル(1.74%)高の1バレル=93.76ドル。8月物は1.30ドル高の90.47ドルだった。
イスラエルは5月末以降、イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派組織ヒズボラを標的に、拠点のあるレバノンの首都や近郊への攻撃を強化。トランプ米大統領は1日、イスラエルのネタニヤフ首相をけん制、交戦停止で双方が合意したと明かしたが、2日も戦闘は続いているもよう。レバノン情勢をきっかけに、米国とイランの協議が止まっていると伝わる中、この日の相場はジリ高で推移した。
トランプ米大統領は2日午後、イランと対話を継続しているとSNSで強調。また、ルビオ米国務長官は、イランが核開発計画に関する交渉に応じる姿勢に転じていると発言したと伝わったが、具体的な進展はないと受け止められ、市場の反応は乏しかった。
夏の石油需要ピーク期を控え、世界的な在庫目減りへの警戒感が強まっている。米エネルギー情報局(EIA)は5月下旬にかけ、5週連続で原油在庫の減少を報告。翌3日の週報公表を前に、ロイター通信がアナリスト9人を対象に実施した最新の調査では、さらに平均400万バレルの在庫減予測が示された。
▽ガソリン=続伸。中心限月7月物の清算値は5.96セント高の1ガロン=314.43セント。
▽ヒーティングオイル=続伸。7月物の清算値は5.93セント高の1ガロン=369.87セント。(了)
[時事通信社]
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