〔NY金〕反発、4519.90ドル(2日)
2026年6月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米国とイランの戦闘終結に向けた協議の先行きが注視される中、反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比13.60ドル(0.30%)高の1オンス=4519.90ドル。
トランプ米大統領は1日、SNSで、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが互いに攻撃しないことで合意したと主張した。ただ、イスラエルとヒズボラの戦闘はなお続いており、トランプ氏の仲介の実効性は不透明。一方、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」に近いタスニム通信は同日、イランが米国との戦闘終結に向けた間接的な協議を停止したと報じていた。米イスラエルとイランの動向を見極めようと慎重ムードが広がる中、原油先物相場はこの日早朝にかけて軟化し、米長期金利も低下。外国為替市場ではドルが対ユーロで軟調に推移したため、利子を生まずドル建て取引される金は買われ、4560ドル近辺で推移した。
ただ、原油と長期金利がともに持ち直すにつれ、金相場は上げ幅を縮小。米労働省が午前に発表した4月の雇用動態調査(JOLTS)で、足元の働市場の底堅さが示され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げや長期の金利据え置きに対する警戒感が意識されたことも、金相場の重しとなった。
今週は、米民間雇用サービスADPの全米雇用報告、米雇用統計がそれぞれ3日、5日に発表されるため、FRBの今後の金融政策に関する手掛かりを得たいとの思惑も強かった。
[時事通信社]
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