〔NY石油〕WTI3日続伸、96.02ドル(3日)
2026年6月3日
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中東情勢が再び緊迫化する中で供給不安が再燃し、3営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値(終値に相当)は、前日比2.26ドル(2.41%)高の1バレル=96.02ドルだった。8月物は2.24ドル高の92.71ドル。
クウェート政府は3日、同国の国際ターミナルなど民間施設がイランによる弾道ミサイル・無人機攻撃を受け、1人が死亡、負傷者が60人以上に上ると発表した。米中央軍は2日、イランが周辺国に発射した複数の弾道ミサイルと無人機を迎撃したと発表。イラン南部ケシム島の軍事施設の攻撃も行った。イランはこれに対し、米軍が駐留するクウェートとバーレーンに反撃を加えたという。米国とイランの戦闘終結に向けた協議に目立った進展がない中で、両国の散発的な攻撃の応酬に伴い、エネルギー供給の混乱が長期化するとの懸念が改めて広がり、原油が買われた。
米エネルギー情報局(EIA)が3日に発表した週間石油在庫統計では、原油在庫が前週比800万バレル減と、市場予想(ロイター通信拡大版調査)の400万バレル減を大幅に上回る取り崩し幅となった。一方で、ガソリン在庫は340万バレル増(同予想50万バレル減)、ディスティレート(留出油)は150万バレル増(同30万バレル減)と、ともに積み増しとなったが、相場の反応は限定的だった。
▽ガソリン=小反落。中心限月7月物の清算値は1.27セント安の1ガロン=313.16セント。
▽ヒーティングオイル=大幅続伸。7月物の清算値は14.94セント高の1ガロン=384.81セント。
[時事通信社]
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