〔NY金〕反落、4466.90ドル(3日)
2026年6月3日
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米イランの和平交渉の先行きが見通せない状況となる中、米金利やドル指数の上昇を嫌気した売りに反落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比53.00ドル(1.17%)安の1オンス=4466.90ドル。
イスラエルによるレバノン侵攻拡大をきっかけに、米国とイランの戦闘終結に向けた対話が止まっていると報じられる中、両国間で2日、攻撃の応酬があった。イランが周辺国に複数の弾道ミサイルや無人機を発射、米軍はこれらを迎撃後に自衛のための攻撃を行ったという。イランの標的となったクウェートでは1人が死亡、60人以上が負傷した。
一連の報道を受け、米原油先物相場は続伸。エネルギー高に起因するインフレ再燃を阻止するため、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内いっぱい政策金利を据え置くか、または利上げに動く公算が大きいとの見方が改めて強まり、利子を生まない資産である金の売り要因となった。
このほか、3日午前に発表された米経済指標は景気の底堅さを示唆する内容。民間雇用サービス会社ADPが集計した5月の民間就業者数は前月比12万2000人増、米サプライ管理協会(ISM)調査の5月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)は54.5となり、いずれも市場予想を上回った。これらの統計発表後、米長期金利が上昇、外国為替市場ではドル買いが加速し、金は割高感からも下押しされた。
[時事通信]
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