〔NY石油〕WTIほぼ横ばい、68.69ドル(2日)
2026年7月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米イランの戦闘終結に向けた協議継続を受けた売りが一服し、ほぼ横ばいとなった。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.11ドル(0.16%)高の1バレル=68.69ドル。9月物は0.14ドル高の68.65ドル。
カタール外務省は1日、首都ドーハで行われた米国とイランの戦闘終結の覚書に基づく間接協議で、双方が協議継続で合意したと発表。声明で「前向きな進展があった」と強調した。4日から来週にかけてイランで執り行われる前最高指導者アリ・ハメネイ師の国葬関連行事が終了した後、「できるだけ早い時期」に次回協議を実施する予定。情報筋の話として、進展の具体的内容は不明だが、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航とイランへの財政的な見返りを議論したと伝わった。これを受け供給不安が和らぐ中、原油売りが先行。相場は一時67ドル割れに迫り、米イスラエルとイランが交戦を開始した2月下旬以来の安値水準まで下落した。
ただ、売り一巡後は小幅プラス圏に浮上。押し目買いや米独立記念日(7月4日)の振り替えに伴う翌3日の休場を控え、調整的な買い戻しが入った。
市場は引き続き、ホルムズ海峡経由のエネルギー供給の動向を注視している。ロイター通信によると、サウジアラビアのラスタヌラターミナルから計1000万バレルの原油を積載した少なくとも5隻の超大型原油タンカー(VLCC)が出港し、ホルムズ海峡を通過したことが海運データなどで2日明らかになった。国営石油会社サウジアラムコはアジア市場への供給を加速させるため、随時契約販売へ切り替えたという。
▽ガソリン=反落。中心限月8月物の清算値は2.79セント安の1ガロン=291.73セント。
▽ヒーティングオイル=続落。8月物の清算値は3.57セント安の1ガロン=318.22セント。(了)
[時事通信社]
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