〔NY金〕3日続落、4396.40ドル=3週間強ぶり安値水準(1日)
2026年9月1日
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米長期金利の高止まりや対ユーロでのドル上昇を背景に売りの流れが加速し、3営業日続落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比85.10ドル(1.90%)安の1オンス=4396.40ドル。これは中心限月の清算値ベースで8月上旬以来、約3週間強ぶりの安値水準。
米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測がくすぶる中、米長期金利の上昇が重荷となり、利子の付かない資産である金は朝方に売りが先行。外国為替市場でのドル高・ユーロ安地合いを受け、ドル建てで取引される金に割高感が生じたこともあり、相場は一時4370ドル近辺まで押し下げられた。
ただ、米サプライ管理協会(ISM)が午前に発表した8月の製造業購買担当者景況指数(PMI)など一連の経済指標が低調な結果となり、10年債利回りが低下に転じる場面で金は買い戻され、下げ幅を若干縮小した。
米イランの軍事衝突収束が見通せない中、原油高に伴うインフレや財政悪化などへの懸念を背景として世界な金利上昇が加速。さらに、ウォーシュFRB議長のタカ派的な発言をきっかけに早期利上げ観測が再燃し、米長期金利は上昇基調を維持している。
CMEグループのフェドウオッチによると、市場が9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを織り込む確率は約68%。ウォーシュ議長が年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でタカ派に傾斜する姿勢を示す前の8月25日時点では、約40%だった。
[時事通信社]
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