〔NY石油〕WTI続伸、91.01ドル(2日)
2026年9月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米原油在庫の大幅な取り崩しなどを背景に買い戻され、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.79ドル(0.88%)高の1バレル=91.01ドル。11月物は0.53ドル高の88.28ドル。
米中央軍は1日、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」を標的に攻撃を行ったと発表。米ニュースサイト「アクシオス」は、米軍が停泊中のイラン政府のタンカーを攻撃したと報じた。これらを受け、中東情勢の一段の緊迫化への懸念が強まり、相場は1日夜の時間外取引で一時92ドル台まで上昇。この日はその反動から利益確定の売りが台頭し、相場は朝方売りが先行した。
一方、米エネルギー情報局(EIA)が午前発表した週間石油在庫統計では、原油在庫が前週比450万バレル減と、市場予想(ロイター通信調べ)の110万バレル減を大きく上回る取り崩しを記録。需給の引き締まりを示す内容を受け、市場は買いで反応。相場は朝方の下げ幅を一掃し、プラス圏に浮上した。
原油供給を巡る不透明感も引き続き相場を支えた。調査会社ケプラーが2日公表した海運データによると、1日にホルムズ海峡を通航した商品運搬船は4隻と、前日の10隻を下回った。また、ロイター通信によると、ウクライナの送電会社ウクレネルゴは2日、ロシアがウクライナのエネルギーインフラをミサイルと無人機で攻撃したと明らかにした。
▽ガソリン=反落。中心限月10月物の清算値は3.13セント安の1ガロン=310.38セント。
▽ヒーティングオイル=続伸。10月物の清算値は0.49セント高の1ガロン=468.22セント。
[時事通信社]
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