〔NY金〕4日ぶり反発、4414.60ドル(2日)
2026年9月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米長期金利の上昇がやや一服したことなどを背景に、4営業日ぶりに反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比18.20ドル(0.41%)高の1オンス=4414.60ドル。
米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した8月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)は前月比3万8000人増となり、市場予想(4万8000人増=ロイター通信調べ)を下回った。
一方、米ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は2日、米CNBCテレビのインタビューで、連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利の引き上げについて「様子見すべきだ」との見方を表明。現在の金融政策がインフレ抑制に十分かどうかは「明確な兆候がない」として、今後の指標を注視する重要性を強調した。
この日、米長期金利の指標である10年債利回りの上昇は一服。一時低下する場面もあり、利回りを生まない資産である金の相場は買いが先行した。外国為替市場でユーロ高・ドル安に傾く場面があったことも、ドル建てで取引される商品の割高感の後退につながり、相場を下支えた。
一方、米イランの攻撃の応酬を受け、米原油先物相場は高止まりしており、インフレ懸念から米利上げ観測も高まっていることから、相場の上げ幅は限定的だった。
このほか、オランダ中央銀行は2日、米国とカナダで保管していた金準備の4分の1超に当たる約86トンを英国に移したと発表した。地政学リスクが高まる中、危機対応力を強化する狙いだという。
[時事通信]
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