〔NY石油〕WTI4日続伸、91.30ドル(3日)
2026年9月3日
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中東情勢の緊迫化を背景に供給不安が高まる中で買われ、4営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.29ドル(0.32%)高の1バレル=91.30ドルだった。11月物は0.25ドル安の88.03ドル。
米軍は8月30日と今月1日にエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡に浮かぶイランの島などを攻撃した。さらにイスラエルのカッツ国防相は3日までに、イランがイスラエルに攻撃を加えた場合、イランのエネルギー施設を含む軍事及び民間インフラを機能不全にすると警告した。中東情勢の緊迫化が警戒される中、同海峡の航行の再開が遅れ、エネルギー供給混乱が長引くとの観測から、原油が買われた。
一方、トランプ米大統領は2日、約1カ月ぶりにイランへの攻撃を再開したことについて「それほど長く続かないと思う」と述べ、改めて限定的との認識を示した。今後、米国とイランの緊張緩和に向けた具体的な動きがあるかどうかが注目される。
ロイター通信によると、2日にホルムズ海峡を通過した船舶数(暫定)は6隻と、10日平均である13隻から大きく下回った。ロイター通信は2日、イランがホルムズ海峡を通航しようとする船舶のうち、航行規則に違反していると見なし、罰金、没収、または拘束の対象とする船舶を追加したと報道した。イランは前月、通航ルールに違反したとしてタンカー45隻をブラックリストに登録したと発表していた。
▽ガソリン=反発。中心限月10月物の清算値は3.11セント高の1ガロン=313.49セント。
▽ヒーティングオイル=反落。10月物の清算値は8.86セント安の1ガロン=459.36セント。(了)
[時事通信社]
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