〔NY金〕続伸、4539.90ドル(3日)
2026年9月3日
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事のハト派的な発言を受け、米長期金利が低下したことなどを背景に買われ、続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比125.30ドル(2.84%)高の1オンス=4539.90ドル。
ウォラー氏は3日、近く発表される8月のインフレ指標で鈍化傾向が続いた場合、今月中旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを支持する可能性に言及した。足元の物価情勢について「ついにインフレ鈍化の兆候がいくらか見られるようになった」と分析。労働市場は「安定している」とした上で、政策判断に当たっては、8月の指標を重視する考えを示した。これを受け、米長期金利が低下したほか、外国為替市場では対ユーロを中心にドル売りが先行。金利を生まずドル建てで取引される金の投資妙味が高まり、金は買いが活発化。相場は一時4558ドル台まで上昇した。
CMEグループのフェドウオッチによれば、市場が織り込む9月の利上げ確率は約50%と、前日の約63%から低下した。
オランダ中央銀行は2日、米国とカナダで保管していた金準備86トンを過去6カ月の間にイングランド銀行(BOE)に移転したと公表した。地政学的な緊張が高まる中、危機への備えを強化するためだという。オランダ中銀は今回の措置について「BOEに保管されている金は、世界で最も容易に取引できる金と見なされており、危機的状況で速やかに利用できる」と説明した。
このほか、市場の注目は翌4日に発表される8月の米雇用統計に向いている。
[時事通信]
[時事通信]
その他のニュース
