〔NY金〕4日ぶり反落、4162.30ドル=2カ月ぶり安値水準(2日)
2026年10月2日
【ニューヨーク時事】週末2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米雇用統計の発表を受けて米早期利上げ観測が後退する中で買いが先行したものの、あと利益確定の売りに押され、4日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比40.00ドル(0.95%)安の1オンス=4162.30ドル。これは8月上旬以来、約2カ月の安値水準。週間では158.70ドル(3.67%)下落した。
米労働省が朝方発表した9月の雇用統計は、失業率が4.2%と、前月から0.1ポイント悪化した。非農業部門の就業者は前月比2万9000人増と、伸びは前月(13万3000人増=改定)から急減速し、市場予想(9万人増=ロイター通信調べ)を大幅に下回った。9月30日公表された個人消費支出(PCE)物価指数が予想を下回ったことに加え、労働市場の軟化を示唆する統計を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が10月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切るとの観測が後退。米長期金利が急低下する場面では、利子を生まない資産である金の投資妙味が高まり、相場は一時4260ドル近くまで上昇した。
ただ、買い一巡後は利益確定の売りが台頭し、マイナス圏に押し下げられた。米長期金利の指標である10年債利回りが依然として5.2%台と高水準にとどまっているほか、米イランによる和平協議の停滞で原油および軽油価格の高騰に伴うインフレ長期化への警戒感も広がっており、金の重荷となっている。
CMEグループのフェドウオッチによると、市場は10月のFOMCで0.25%の利上げを行う確率を約18%と見込んでいる。9月25日時点の確率は約64%だった。
[時事通信]
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