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原油、3日ぶり反発〔NY石油〕(22日)

2013年2月23日

 【ニューヨーク時事】週末22日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドイツの景気指標や米株高を好感した買いに、3日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの4月物は前日終値比0.29ドル高の1バレル=93.13ドルで終了。5月物は0.30ドル高の93.57ドルで取引を終えた。
 朝方は軟調。欧州時間に発表されたユーロ圏の経済見通しでは、2013年の成長鈍化や失業率の悪化が示された。このため、外為市場がドル高・ユーロ安地合いに傾き、ドル建ての原油相場は割高感に圧迫されたほか、需要先細り懸念に下押しされ、電子取引で一時92.44ドルと中心限月として1カ月半ぶりの安値を付けた。
 しかし、売り一巡後はドイツの景気指標の改善が意識され、原油は午後にかけて下げ幅を縮小した。ドイツのIFO経済研究所が発表した独企業の2月の景況感指数は107.4と、4カ月連続で上昇。米株相場も午後にかけて上値を伸ばしたため、需給引き締まり期待から原油買いが戻り、93ドル台を回復して引けた。
 ▽ガソリン=4営業日ぶり反発。中心限月の3月物は4.31セント高の1ガロン=307.96セントで引けた。
 ▽ヒーティングオイル=5営業日ぶり反発。3月物は0.85セント高の1ガロン=310.42セントで終了した。(了)
[時事通信社]
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